12月は「職場のハラスメント撲滅月間」です。

この取り組みの一環で、在宅医療や介護の現場でのカスハラなどの防止が福岡市で呼びかけられました。

JR博多駅前で行われたこの啓発活動には、県や看護協会の職員など約20人が参加しました。

近年、在宅医療や介護の現場では、利用者や家族から介護従事者などへの身体的・精神的な暴力やセクハラが多数発生し、問題となっています。

県の調査によりますと、「利用者などから暴力やハラスメントを受けた」と回答した人は全体の4割近くにのぼり、このうち約30%が「仕事を辞めたいと思った」ということです。

◆福岡県理学療法士会 松崎哲治副会長
「高齢化の社会の中で、在宅のリハビリや看護・介護というのはとても重要なので、(サービスの)提供が多くできるよう、ハラスメントなどが減ることが重要」

県の担当者は、「ハラスメントに遭った時だけでなく見つけた時も、すぐに相談してほしい」としています。

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