福島県喜多方市の山あいの住宅で23日夜、帰宅した住民が茶の間のこたつに体長約90センチのクマが頭を入れているのを見つけた。とどまり続けたところ、喜多方署員らが24日昼ごろ花火で近くの小屋へ追い立てて、午後3時25分ごろ麻酔の吹き矢で眠らせて捕獲した。クマは山に返された。
署によると、住宅には食べ荒らされた形跡があった。裏手のサッシを壊して入り込んだとみられる。こたつから出て壁に寄りかかったり、廊下付近で座り込んだりもしていたという。住民にけがはなかった。
現場付近は住宅が点在し、雪が積もっていたという。署や市は近隣住民へ外出しないよう呼びかけ、周辺の道路を封鎖した。(共同)
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