12月7日に再稼働した島根原発2号機について、中国電力は23日午後から発電と送電を始めました。今週中には定格出力の82万キロワットに達する見込みです。

中国電力の運転員:
発電機、並列操作を行います。

23日午後1時、島根原発敷地内にある中央制御室で、運転員が2号機の発電機のスイッチを入れました。12月7日に約13年ぶりに再稼働した2号機は、15日から21日まで一旦原子炉を止めて設備や機器の点検を行う「中間停止」に入っていましたが、特に問題はありませんでした。このため当初の計画より2日早く、22日未明に再び原子炉を起動し、発生した蒸気で発電用タービンを回し始めました。
そして23日に発電した電気を送電系統に送る「発送電」という工程の第2段階に入りました。

中国電力本社から中川社長も立ち合いに出向き、安全への決意を改めて示しました。

中国電力・中川賢剛社長:
引き続き緊張感を持って、安全性向上の取り組みを機会あるごとにきちんと説明することが、市民や地域の皆さんの安心につながると思っていて、引き続き地域とのコミュニケーションをしっかりとっていきたい。

2号機は、これから徐々に出力を上げていき、27日には定格出力の82万キロワットに達する見込みで、2025年1月10日に再稼働の最終段階である「営業運転」再開をめざします。

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