「一日一斉おもてなし遍路道ウオーク」のタオルマフラーを手にして参加を呼びかける主催者ら=高松市で2024年11月29日午後3時58分、佐々木雅彦撮影

 四国霊場88カ寺を結ぶ遍路道の安全性や休憩所などを地元の人たちが点検する「一日一斉おもてなし遍路道ウオーク」が2025年2月23日に開かれる。第10回の節目で、主催するNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)はキャッチコピー「今日、私はおへんろさんになる」をつくり、1万人を目標に参加を呼びかけている。

 毎年2月23日に一斉に、遍路道計約1200キロを10キロ程度の区間に分けて歩き、危険箇所や案内設備の整備状況などを調べるイベントで、その結果は改善に生かされる。また、美化活動やお接待も実施し、四国遍路への関心や、世界遺産登録への機運を高めることを目指している。

 参加者は初回16年の220人から年々増加傾向で、24年の申込数は9308人と1万に迫ったが、悪天候で参加者は7524人だった。ネットワークの半井真司理事長は「遍路道を歩いたことがない人も、ぜひ参加してみてほしい。遍路が四国の宝だと実感できるはず」と話している。

 参加無料。全員に記念品のタオルマフラーを進呈する。申し込みはネットワーク公式ホームページ(https://www.omotenashi88.net/issei/list_issei.html)から。25年1月31日締め切り。問い合わせはネットワーク(087・814・5459)。【佐々木雅彦】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。