上皇さまは23日、91歳の誕生日を迎えられました。
記録で確認できる歴代天皇の中で最長寿です。

宮内庁によりますと、上皇さまは2024年10月に美智子さまが骨折し手術した際にはとても心配し、退院後は毎日のリハビリを見守られました。

最近つえを使わずに歩くことができるようになった美智子さまを気遣いながら、穏やかな毎日を送られています。

夏には長野県の軽井沢で、戦後、中国から引き揚げてきた人たちが開拓した畑を訪れ、5月には疎開していた栃木県の日光市を訪ねるなど、戦争の記憶と向き合われました。

また、地震と豪雨に見舞われた能登半島の人たちを深く案じられています。

記録で確認できる歴代天皇の中で91歳は最長寿で、食事中の誤嚥(ごえん)を防ぐために会話を控え、2022年に診断された「右心不全」については、現在も胸水が少しあるものの、比較的安定した状態が続いているということです。

23日はお住まいで天皇皇后両陛下や愛子さまなどから挨拶を受けられます。

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