不動産店に侵入し現金などを盗んだとして、窃盗グループの主犯格の男が逮捕されました。

 建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区に住む35歳の無職の男です。

 男は2022年5月30日午後7時ごろから31日午前9時50分ごろまでの間、弟(28)らと共謀して、苫小牧市内の不動産店に侵入し、現金約15万円と、外貨約3500バーツ、ゲーム機など約38点(計約53万1200円相当)を盗んだ疑いがもたれています。

 警察によりますと、男らはバールのようなもので裏口ドアを破壊し侵入。現金が入った手提げ金庫、約3500バーツが入ったケース、さらにゲーム機やエンジンキーなど約38点を盗んだということです。

 男は窃盗グループの主犯格で、約2年間逃亡していましたが、恵庭市のデイサービス施設に侵入し現金入りの金庫を奪ったとして、11月に逮捕されていました。

 共謀した弟ら2人も窃盗グループのメンバーで、すでに2022年に逮捕されています。

 警察の調べに、男は「ゲーム機やエンジンキーを盗みました」と容疑を認めているということです。

 この窃盗グループの余罪はあわせて75件、被害総額は約2100万円とみられていて、警察は大部分の犯行に男が関わっているとみて、詳しく調べています。

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