日本と韓国を結ぶ国際フェリーなどを利用して約5億円相当の金の地金を密輸した疑いで、韓国籍や日本人の男ら13人が逮捕されました。
関税法違反の疑いで逮捕されたのは、韓国籍で東京都文京区の会社役員、河原成徳ことハ・ソンドク容疑者(68)など13人です。
門司税関などの調べによりますと、ハ容疑者らは共謀して金の地金を韓国から不正に輸入しようと考え、今年11月、韓国の釜山港から3人がケースに入れた金地金40個(鑑定価格5億1823万7150円)を持って貨客船「PANSTAR DREAM」に乗り込み、翌日未明、愛媛県今治市沖で金地金入りのケースを海上に落としました。
そして近くに待機していた4人が汽船で回収し、今治市に陸揚げして密輸した疑いです。
金の価格が高値で推移する中、金を密輸して消費税の納付を免れ転売することで利益を得る手口が増えており、税関などは警戒を強めていました。
税関などが事件の全容解明を進めています。
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