政府がこれまでガソリンなどの燃料油価格対策として実施している補助金を19日から段階的に縮小する。ガソリン価格の上昇を前に那覇市若狭のガソリンスタンドでは18日、「駆け込み給油」の長い列ができた。

 専門学生の20代女性は「毎日、通学で車を使うのでガソリン価格の高騰はきついです」と困り顔。

 50代女性は値上がりのニュースを見て列に並んだ。「何もかもが値上がりしている。ガソリンの残量が9割残っているが、少しでも安く済むならと思って給油に来た」と話した。50代男性は「物価高だからしょうがない」と諦めた様子。車は生活に欠かせないため割り切るしかないといい「価格が上昇していく中で、ガソリン暫定税率を廃止してほしい」と期待を寄せた。

 同スタンドを経営する有村商事沖縄の有村昌造社長は「価格に反映される時期は店舗によって違うが、原油価格が下がらない限り小売価格も下がることはないだろう」と述べた。(社会部・吉田光)

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