強烈な寒さと雪は12月17日も。

 北海道胆振地方のむかわ町穂別では12月17日朝、氷点下20.7℃を観測しました。

 そして岩見沢市は連日の大雪で暮らしに影響が出ています。

 氷の上に横たわるまん丸の動物は、「アザラシ」。

 オホーツク地域のサロマ湖では、50頭以上のアザラシが凍った湖の上で日向ぼっこする様子が見られました。

 サロマ湖の漁協によると、ここ数日の寒さと風で氷が押し寄せられ、岸からおよそ200メートルほどが凍っているということです。

 12月17日も北海道内を強い寒気が襲っています。

 17日朝、北海道内の今季最低気温となった胆振地方のむかわ町穂別。

 木々に氷が付着してできる「霧氷(むひょう)」が見られ、空の青と霧氷の白が幻想的な景色を作り上げました。

 牛の毛も凍って真っ白に。

 むかわ町穂別では、最低気温は、氷点下20.7℃を観測。

 2日連続で氷点下20℃以下となりました。

 「本当に寒い。きのうきょうと20℃以下ですから日本一寒いってやつだ本当に。ぞっとするは本当に。朝起きるのが大変だから」

 「夜の間ストーブ付けていたけどすごく寒かった。12月にこんなに冷えると思っていなかったので、年末年始が怖いです」(いずれもむかわ町民)

 17日朝の北海道内は、広い範囲で今季一番の冷え込みになり、むかわ町のほか、陸別町でも氷点下20℃を下回りました。
 
 札幌市も朝は氷点下8℃まで下がり、地下鉄の入り口には大きなつららが。

 肩をすぼめながら通勤する人の姿が多く見られました。

 そして、岩見沢市では…

 道路わきの自動販売機の上には1メートルはあろうかという雪がこんもりと積もっていました。

岩見沢市では1週間ほど前から強く雪が降り続き午後5時時点で平年の3倍となる積雪121センチに達しています。

 市民は連日雪かきに追われています。

 「べちゃべちゃなので重い。ロードヒーティングが間に合っていない」

 「何日か前から降り出した。朝早くから(雪かきは)3回目 」(いずれも岩見沢市民)


 この雪の中、配達する人は。


 「大変です。なんとか押して引っ張って頑張りたい」(配達する女性)

 この住宅は完全に雪に覆われてしまっています。

 家の中の様子もうかがえません。

 お邪魔してみると。


 「雪が入って来ないようにつけている。入ってきたら(窓ガラスが)割れちゃうので 。今年も多いな。どうしたらいいのかな」(岩見沢市民)


 市民生活にも影響が出てきている大雪。

 いつまで続くのでしょうか。

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