北九州市小倉南区のファストフード店で中学3年の男女2人が男性に刃物のようなもので刺され、女子生徒が死亡した事件。被害生徒2人が通っていた中学校では17日夜、保護者説明会が開かれた。参加した保護者によると、校長が何度も涙で声を詰まらせながら事件への怒りや悲しみなどを語り「生徒を笑顔で迎えようと、必死で今日を迎えた」と話したという。
また、この日登校した生徒に実施したアンケート結果から、「1人で行動するのが怖い」といった不安を訴える声が多い一方、「学校で友達と話せて安心した」という声もあることを紹介した。
学校は今後もケアを続けるとした上で、保護者に対しても普段と違う子どものサインを気に掛けるなどの協力を求めたという。参加した保護者は「自分の子どもも家の中にいても1人でいることを怖がっている。あまりにも大きな出来事で、時間をかけないと(子どもの不安は)拭えない。子どもの安心・安全のため学校が一丸となってくれていると伝わった」と話した。【山下智恵】
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