オタク婚活サイトでクレジットカードの利用停止を巡る騒動がSNSで波紋を広げています。

発端は12月14日、婚活サイト「アエルネ」がホームページで公開したお知らせでした。

アエルネ公式ホームページより:
急なお知らせで大変恐縮ですが、本日カード決済会社より連絡があり、アエルネでのVISAカード決済が停止するとのご報告を受けました。

決済代行会社から、早ければ2日後にVISAカードでの決済ができなくなるとの連絡があったと発表されたのです。

「アエルネ」はオタクな趣味を持つユーザー同士をマッチングする婚活支援サイト。
会員数は累計7万人。これまでに1000組を超えるカップルの結婚が成立しているといいます。

そんなオタク婚活サイトで起きた突然のクレカ決済停止の発表。

SNSでは「カード会社によるオタク排除だ」「オタク偏見だ」といった投稿が相次ぎました。

そして、街からも「好きなものを否定されている気持ちになるので悲しい」「拒絶みたいにされるのはちょっと。オタクでも恋愛はしたいし」「コンテンツをしっかり1つ1つ見極めて判断していただければいいんじゃないかな」など様々な声が上がりました。

そうした中、決済停止の発表から2日後、代行会社から、一転VISAカード決済が継続できる旨の連絡があったというのです。

「アエルネ」によると、決済停止を通告された理由などについて説明はなかったといいます。

なぜこのような事態が起きたのでしょうか。

クレジットカード事情に詳しい消費生活ジャーナリスト・岩田照男さんは「成人向けコンテンツといったものが、あまりにもひどいということであれば、業者側から(クレカ決済)ストップがかかることもあり得る。今までも、そういうことは結構あった。良俗というのが一つの基準になります」と話します。

今回の件について、VISAカードは「イット!」の取材に「決済規制に関しては加盟店や決済代行会社が行い、VISA側で判断して決めることはありません」としています。

一方、代行会社は「社外秘なので回答は差し控えさせていただきます」とコメントしています。

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