4月26日、山形県内は各地で真夏日一歩手前の暑さとなり、ゴールデンウィーク中も暑さが続くとみられていて、熱中症に注意が必要だ。県内には、暑さを避けるための施設「クーリングシェルター」が計59カ所指定されている。

真夏日一歩手前に GWも暑さ続く

26日午後2時のJR山形駅前では、強い日差しが照り付けていて、歩いているだけで汗ばむ陽気となっていた。

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山形県内は各地で晴れて気温が上がり、多くの地点で7月下旬並みの気温で、真夏日に迫る暑さとなった。

街の人は、「じりじりしてきて暑かった。もう夏だなと思った」「暑すぎる。外に出ないほうがいい。熱中症になったら大変」と話し、真夏日一歩手前の暑さを体感していた。

神奈川県から来た人:
新幹線に乗っていたら、「きょう30度だ」とみんなが言っていて。知らなくて、向こうを出る時に寒かったのでジージャンを着てきた。水分補給をしっかり心がけたい

気象情報会社・ウェザーニューズによると、山形県内は29日にかけて25度以上の夏日となる日が多くなる予報だという。

危険な暑さ クーリングシェルターを

こうした中、環境省は24日から「熱中症特別警戒アラート」の運用を始めた。
これは、「県内全域で危険な暑さが予想される場合」に、前日の午後2時に出されるものである。

そして、「熱中症特別警戒アラート」が出された際、各市町村には、住民が暑さを避けるための施設「クーリングシェルター」を設置することが新たに義務付けられた。

クーリングシェルターには、市役所や公民館などの冷房を完備した施設が指定される。

山形県内では、山形市に30カ所・寒河江市に11カ所・長井市に8カ所など、4月26日時点で計59カ所が指定されている。

施設によって、受け入れ可能人数や開放時間はさまざま。

クーリングシェルターの1つである山形市役所では、市役所に用がない人もエントランスホールのベンチに座って休むことができる。ロビーには自動販売機も設置されているため、水分補給も可能だ。

山形市 防災対策課・新関康彰課長補佐:
まだ4月だが、熱中症特別警戒アラートが出ていなくても暑さを感じた場合は、施設を利用して暑さを避けてほしい

各市町村が指定するクーリングシェルターの場所や受け入れ態勢などの情報は、山形県のホームページで見ることができる。
まだ体が暑さに慣れていない時期だけに、山形市などは夏場以上に熱中症に注意するよう呼びかけている。

(さくらんぼテレビ)

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