三重県鈴鹿市で去年5月、妻を斧で殺害し財布などを奪った罪に問われた夫に、無期懲役の判決が言い渡されました。

 ブラジル国籍のプラテス・アルメイダ・デメルソン被告(50)は去年5月、鈴鹿市で妻のロゼリさん(当時46)を長女の内縁の夫と共謀して斧で殺害し、財布などが入ったカバンを奪った罪に問われていました。

 これまでの裁判で、デメルソン被告が起訴内容を否認していたのに対し、検察側は「一連の犯行を計画・実行した」などとして無期懲役を求刑していました。

 津地裁は16日、「不仲だったロゼリさんがいなくなればいいと考え、犯行を計画し、自ら殺害した主犯格である」などと指摘し、デメルソン被告に無期懲役を言い渡しました。

 また長女の内縁の夫、ハコザキ・ルカス・ハルユキ被告(24)には「カバンを奪うなどしたが、従属的な立場で役割は限られたものだった」として懲役20年を言い渡しました。

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