新年の訪れを告げる門松の出荷作業が、園芸会社「珍樹園」の作業所(大阪府茨木市)で最盛期を迎えている。
松、竹、梅をあしらったシンプルなデザインは関東地方で人気があり、更に紅白のハボタンや赤い実のナンテンを添えた華やかな門松は関西で特に好まれている。高さ約60センチの家庭用から240センチの大きなものまで、600対を全国へ出荷する。
物価高騰が続く中でも、同社は今年価格を据え置いたこともあり、早い時期から注文があったという。門松の始まりは家族の安全や繁栄を願い、新年に年神様を迎える目印と伝わっている。
同園のマネジャー、北本紘己(ひろき)さん(45)は「多くの方に門松を通して良い年を迎えてほしい」と話す。新たな年を祝う門松が、正月各地で家庭や職場を彩る。【村田貴司】
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