13日午後、秋田市の工業団地でクマ1頭が歩いているのが目撃されました。周辺の様々な場所で目撃情報が寄せられたことに加え、工場や学校、保育園などが立ち並ぶことから、市は箱わなを設置して警戒にあたっています。
13日午後0時50分ごろ、秋田市新屋鳥木町の西部工業団地で、近くで働く女性従業員から「クマ1頭がうろついている」と警察に通報がありました。
クマは体長約1.5メートルで、建物を横切るように走っていったということです。けが人はいませんが、現場の近くには工場や会社、保育園があり、屋外での活動を制限したり施錠したりするなどの対応に追われました。
一方、目撃現場から直線で約3.5キロ離れた四ツ小屋の雄物川の堤防と、対岸にある仁井田の運動施設でクマの足跡が見つかりました。
このほか、午後4時までに新屋地区の工場やコンビニエンスストアなどの近くで4件の目撃がありました。秋田市は、雄物川の道路沿いに米ぬかなどを入れた箱わなを設置して捕獲を試みています。
近くにある日新小学校では、児童に注意を呼びかけたほか、集団で下校しました。警察などが周辺を警戒していますが、クマの居場所は確認できていません。
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