「除雪され、壁のように高く積み上がったこちらの雪。身長184センチの私がすっぽりと隠れてしまうほどの高さです」(古沢哲也記者)

 屋根の上にうずたかく積みあがった雪。灯油タンクの上にもこんもりと雪が積もっています。

 北海道・幌加内町朱鞠内では12月12日午前6時に積雪が105センチに達し、道内で今シーズン初めて1メートルを超えました。

 「札幌市北区太平に来ています。除雪された雪が私の膝より上となっていて、道幅も狭くなっています」(糸口真子フィールドキャスター)

 12日の道内は上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、局地的に雪が強く降りました。

 24時間で降った雪の量は12日午後5時現在、夕張市で65センチ、岩見沢市で32センチなどとなっています。

 12日午後5時現在、吹雪の影響で、道央自動車道は江別東と美唄の間で通行止めになっています。

 札幌市北区太平では34センチの積雪になり、市民は除雪作業に追われました。

 「もう参っていますよ。(Q:こんなに降ると思っていた?)いやいやいや年だから余計大変です。(Q:毎年冬になるとすることは?)窓に板をはって雪が落ちてきても大丈夫なようにしています。12月でこれだけ降るというのはないんじゃない。たまにはあるけど今時期には珍しいんじゃないかな」(男性)

 「雪が降ったのでお客様にちょっと時間ずれてくださいってお願いしました。一人で雪かきをしているので。毎年なので、やるっきゃない」(美容師の女性)

 この冬初めて融雪槽を使ったというこちらのお宅では、深刻な悩みも…

 「灯油代が高い。月に7万円くらい余計にかかる。ひと冬35万円ぐらい余計にかかる。大変。誰も手伝ってくれるわけではないから。自分でやらなきゃならん」(男性)

 北海道に来て2年目の糸口真子フィールドキャスター、取材のお礼に雪かきをお手伝いすることに。

 「ダメだ。全然できない」(糸口フィールドキャスター)

 「腰を低くしないとね。腰を低くして」(男性)

 全身を使う雪かきに苦労しながらもコツをつかんできた様子。

 「お!ちょっと上手くなった気がします。初めて雪かきをした。こんなに大変なんだと身をもって体感しました。今ちょっと雪かきしただけで腕や腰にもきたので、まだこれから半年近く(雪のシーズンが)続くというのはちょっと考えるだけで…。春が早く来てほしい」(糸口フィールドキャスター)

 積雪が1メートルを超えた幌加内町朱鞠内。幌加内町民にとってはまだまだ序の口のようです。

 「きのう一気に20センチから30センチくらい積もった。(きのう午前)10時くらいかなダーッと一気に増え始めた。全然、毎年ですから」

 「(Q:雪好きなの?)うん」

 「『大好きだよー』って外に行くって言ったんだよね」

 「雪遊びは子どもにとっては最高のおもちゃでございます」(いずれも幌加内町民)

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