上越署や柏崎署、長野県警などの合同捜査班は10日、上越市や長野市内の美容室に侵入して現金あわせて約51万円を盗んだ疑いなどで、住居不定で無職の29歳の男と茨城県に住む建設作業員の22歳の男を逮捕したと発表しました。他にも複数店舗から被害届が出ていることから、警察は関連を調べると共に、2人が闇バイトに関与している可能性があるとみて詳しく捜査を進めています。
建造物侵入・窃盗・窃盗未遂容疑で逮捕されたのは住居不定の無職の男(29)、特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律違反(指定侵入工具の携帯の禁止)・建造物侵入・窃盗容疑で逮捕されたのは茨城県水戸市に住む建設作業員の男(22)です。
警察によりますと、29歳の男は今年9月12日、金品を盗む目的で上越市内の美容室に侵入するも、金品を見つけられなかった疑いが持たれています。
警察が10月に上越市内にいた男を逮捕しようとした際に、一緒に22歳の男がいたことから職務質問をしたところ、この男は駐車場に停めていた軽自動車に正当な理由がないにもかかわらず、指定侵入工具であるバールを隠し持って携帯していました。
事件は9月に上越市内の美容室から「店のガラスが割られていて、泥棒が入ったかもしれない」と警察に通報があったことで発覚しました。
所要の捜査で警察は2人を逮捕しましたが、他の美容室からも窃盗被害の届け出や相談があったことから関連を調べたところ、2人が長野市内の美容室4店舗に侵入して現金あわせて約51万円を盗んでいたことが分かり、それぞれ再逮捕されています。
2人は知人同士で、美容室へはいずれも夜中にガラスを割って侵入し、店内を物色していたといいます。
警察は「共犯事件のため、認否は明らかにしない」としています。
警察によりますと被害を訴える店舗は他にも複数店舗確認されていて、警察は2人が闇バイトに関与している可能性も視野に詳しく調べています。
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