仙台市青葉区川平にある「本郷だるま屋」。約200年前から続く伝統工芸「松川だるま」を今に伝えています。
作業にあたるのは10代目の本郷久孝さんと妻の尚子さん。1年間に約5000個のだるまを作るそうですが、年末年始は最も注文が多く、この時期に2000個ほどを作るといいます。
鮮やかな群青色が印象的な松川だるま。江戸時代の武士が好んだ色で空と海を表現しています。また、四方八方を見守るため、はじめから両目が入っているのも特徴です。
本郷だるま屋10代目 本郷久孝さん
「今年もいろんなことがありました。地震とかいろんな災害がありました。来年こそはもっといい年になりますようにと、祈念しながら筆を取っている」
だるま作りの忙しさは、来年1月14日の「どんと祭」まで続くということです。
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