「あなたが原因でスマホなどがウイルスに感染」。愛媛県西条市の公務員の女性が国の機関を装う男から電話でウソをつかれ、現金５８０万円をだまし取られました。警察は被害届を９日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは西条市内に住む公務員の女性（３０代）です。
警察によりますと女性は１１月２０日、内閣サイバーセキュリティセンターの職員を名乗る男から携帯電話で「あなたが原因で不特定多数の人のスマホやパソコンがウイルスに感染」「２人が訴訟を起そうとしている」とウソをつかれました。
このあと事態の解決へ示談金などを口実にされ、１１月２２日から２９日までの間に、西条市内のＡＴＭから指定された口座に現金５８０万円を振り込みだまし取られました。
女性はネットで内閣サイバーセキュリティセンターを検索し、被害にあった例が多数表示されたことを知り警察に相談。だまされたことに気づき被害届を出しました。
警察は特殊詐欺事件として捜査していて、官公庁の職員が電話でＡＴＭの操作を依頼することはないと強く呼びかけています。
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