今季一番の寒気の影響で、8日は北日本や山沿いだけでなく、西日本の一部でも初雪や積雪が観測されました。

冬本番の寒さが続く中、各地では早くも新年を迎える準備が進んでいます。

被災地、石川・能登にも8日朝、雪が降りました。

輪島市では最低気温0.9度を観測し、今シーズン最も冷え込みました。

建物の屋根や車のフロントガラスに雪が積もっています。

一方、青森市では降り続く雪で8日朝、32cmの積雪を観測しました。

地元の人は「先が思いやられますね。ぬれ雪だとちょっと重すぎてかなり疲れますね」と話しました。

8日も日本付近は冬型の気圧配置が続き、北日本や東日本では山沿いを中心に雪となっています。

師走の寒さが続く、日本列島。
各地で新年の準備も進んでいます。

奈良の世界遺産・法隆寺では、1年間のほこりを払う「お身拭い」が行われました。

和紙で作った特製のはたきや刷毛を使って、国宝・釈迦三尊像などにたまったほこりを払いました。

仏像は30分ほどで清められ、新年を迎える準備が整いました。

2024年も、あと20日余り。
愛媛・東温市では、稲藁で作ったしめ縄の竜がお披露目され、地域を練り歩きました。

子供:
重いです。ちゃんと持てるかが分かりません。

観客:
すごい迫力ありますね。

竜の長さは約20m。
地元の人たちが約1カ月半かけて作り上げたもので、8日、市内の神社に奉納されました。

一方、熊本市の加藤神社では、新年の初詣客を迎えるみことして採用された高校生や大学生などの衣装合わせが行われました。

参加した人たちは、本職のみこに「白衣」や「ひばかま」の着付けを教わりました。

参加者は「憧れだった衣装が着られてうれしいです」「笑顔で人の目を見て『ありがとうございました』と『おめでとうございました』ということを学びました」と話しました。

8日朝は東京都心も最低気温が4.2度まで下がり、今シーズン最も低くなりました。

新宿の公園では、寒い時期に食べたくなるラーメンのイベント「至高のラーメンフェス」が開かれました。

来場者:
やっぱ寒い中だと温かいラーメンいろいろ食べたくなるのでうれしいです。

出店しているのは、グルメ情報誌などが選んだ全国のご当地ラーメンです。

北海道から出店した函館の真昆布を使った白湯スープのラーメン、さらには松阪牛の牛脂を使った塩ラーメンや、太い麺が特徴の喜多方風のラーメンの店などが出店しています。

来場者は「豚骨と煮干しが効いていてすごくおいしいです」「思ったよりあっさりしていて全部食べられそう」と話しました。

今週は全国的に冬本番の寒さが続く予想で、ラーメンがおいしく食べられそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。