全国的に広がりを見せる「闇バイト」に関わる事件や特殊詐欺による被害を防ごうと、岩手県警が大手通信会社や警備会社と連携協定を結びました。

12月6日の締結式には県警の藤林隆博生活安全部長とNTT東日本岩手支店それにセコム岩手統轄支社の代表者が出席し協定書に署名しました。

協定書には三者が協力して特殊詐欺などの注意喚起のチラシを配布することや業務中に異変を察知した際には積極的な通報を行うことなどが盛り込まれています。

藤林生活安全部長は「全国的にSNSを活用した凶悪な強盗事件が発生している中で三者で連携できるのは心強い」とあいさつしました。

県警によりますと、2024年(1月~10月末)の県内のSNS型詐欺の認知件数は42件で、被害額は合わせて3億1800万円あまりに上っています。

NTT東日本岩手支店 後藤高宏支店長
「通信サービスとICT・AIこういったものを活用したより実践力の高い方法を連携しながら組み込んで、岩手県民の皆様の安心安全に役に立ちたい」

県警では今後、発生した事件の傾向や防犯対策についての情報発信も三者で連携して力を入れていくとしています。

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