給食を食べた多数の児童生徒から発疹などアレルギーに似た症状が出た事案について、長野県の白馬村教育委員会は、原因調査のため、給食センターを来週いっぱい休業すると発表しました。
村教委によりますと、4日午後3時ころ、白馬中で生徒10人ほどから発疹、顔が赤くなるなどアレルギーに似た症状が出たと学校から連絡がありました。
その後の調査で白馬中では生徒11人と教員1人、白馬南小で児童5人、教員1人、白馬北小で児童10人、教員1人の計29人が発疹などの症状を訴えたということです。中には微熱が出た子どももいたということですが、いずれも嘔吐や下痢の症状はないということです。
症状が出た児童生徒は12月6日(金)現在、完治または快方に向かっているということです。
給食は村の学校給食センターが調理し提供したもので、4日の献立はロールパンやカジキのフライ、コールスローサラダ、カレー風味スープ、牛乳でした。この日、3校に約600食を提供していました。
大町保健所が原因の調査を行っていて、食材の検査結果は12月9日(月)ごろ、児童生徒、調理員の検便の検査結果は12月11日(水)ごろとしています。
村教委は「給食センターとして、しっかり原因を調べ、対策を保護者にお伝えしてから、安心して給食を食べていただきたい」として、給食の再開を12月16日(月)を予定しているということです。
12月9日(月)から13日(金)の5日間は、保護者に弁当の持参をお願いしたということです。弁当の用意が困難な家庭については、実費となりますが、非常用備蓄食(カレー)での対応をするとしています。
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