白馬村教育委員会(長野県)は5日、村内の中学校1校と小学校2校で4日に提供された給食を食べた多数の児童生徒から発疹などアレルギーに似た症状が出たと発表しました。保健所が原因について調査しています。
村教委によりますと、4日午後3時ころ、白馬中で生徒10人ほどか発疹、顔が赤くなるなどアレルギーに似た症状が出たと学校から連絡がありました。
その後の調査で白馬中では生徒11人と教員1人、白馬南小で児童5人、教員1人、白馬北小で児童10人、教員1人の計29人が発疹などの症状を訴えたということです。中には微熱が出た子どももいたということですが、いずれも嘔吐や下痢の症状はないということです。全員、軽症とみられ入院はしていません。
給食は村の学校給食センターが調理し提供したもので、4日の献立はロールパンやカジキのフライ、コールスローサラダ、カレー風味スープ、牛乳でした。この日、3校に約600食を提供していたということです。
村教委は3校の保護者に対し「不安な思いやご負担をおかけして申し訳ございません。原因については保健所が確認中です」との旨の一斉メールを送り、事情を説明したということです。
大町保健所によりますと、給食センターで提供した食材、管理態勢、調理工程などを調査するとともに、児童生徒や調理員の検便も予定しているとしています。
村教委は、給食が原因と疑われるため、給食センターを12月5日、6日を休業するとしています。
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