埼玉県本庄市出身の元乃木坂46メンバーで、現在は声優として活躍する佐々木琴子さん（26）ら3人が、市広報観光大使に就任した。佐々木さんは約30万人いるSNS（ネット交流サービス）のフォロワーに向けて「本庄市の魅力をどんどん発信していきたい」と決意を語った。
このほか、日本テレビのアナウンサー、杉原凜さん（28）と、聴覚障害を持つハンマー投げのアスリート、森本真敏さん（39）の2人も大使を任された。杉原さんは「高校までの18年間、私を育ててくれた町です。担当する番組で本庄市を紹介できるよう精進していきたい」と述べた。
森本さんは聴覚障害者の国際スポーツ大会デフリンピックの2009年台湾大会で金メダルに輝き、22年ブラジル大会でも銀メダルを獲得。滋賀県出身だが、21～22年にかけて市内に居住し強化練習に取り組んだ縁が今回の大使就任につながった。森本さんは「来年は東京でデフリンピックが開催されます。金を狙い、本庄市のいいところを積極的に発信していきたい」と抱負を述べた。
山下部勝副市長は「本庄市を応援してくれる関係人口を増やすために、ご尽力いただきたい」と期待を寄せた。【隈元浩彦】
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