マッチングアプリで知り合った自称日本人女性に言われたことを信じ込み、山口県下関市の40歳代の男性が現金約1200万円をだまし取られたことがわかり、警察はSNS型のロマンス詐欺事件として捜査しています。

下関警察署によりますと10月28日ごろ、山口県下関市の会社員の男性(40代)はマッチングアプリを通じて日本人女性を自称する人物と知り合い、SNSでやり取りしていたところ、その人物から「私は広告代理店をしている。将来一緒に過ごすため、ネット上で広告代理店の運営をしないか」と持ちかけられ、業務用の専用アプリのインストールを勧められました。

その後、男性が指示通りに広告代理店の開業手続きをしたところ、この人物と「オンラインサポート」を名乗る人物から「広告の掲示には広告配信料金を必要がある」「誤った広告配信には保証金を支払う必要がある」「あなたのアカウントが凍結されたので凍結を解除するためにはお金が必要です」などと言われました。

男性はこの話を信じ込み、11月12日から29日にかけて9回にわたり指定の銀行口座に計1173万1000円を振り込んで、だまし取られたということです。

男性は家族に相談して詐欺だと指摘され12月3日、警察に被害届を出しました。

専用アプリは架空のものだったということです。

警察はSNS型ロマンス詐欺事件として捜査するとともに、「SNSでお金を要求するのは詐欺」として注意を呼びかけています。

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