外国産を混ぜたそば粉を「純国内産」として販売した疑いなどで逮捕された滋賀県の製粉会社の会長らが、そばのもととなるムキ実も産地偽装をしていた疑いで再逮捕されました。
不正競争防止法違反と詐欺疑いで再逮捕されたのは、滋賀県大津市にあるそば粉製粉会社「山本そば製粉」の会長、山本宗五郎容疑者(76)と弟で社長の山本健二容疑者(71)ら3人です。
3人はことし6月から7月、外国産と国内産を混ぜたそばのムキ実およそ5キロを「そばムキ実(北海道産)」などと虚偽の表示し、高島市にある飲食店の店長の男性から代金5940円をだまし取った疑いが持たれています。
■10パック中5パックは全て中国産 残り5パックは国内産と混ぜる
警察によると、3人はムキ実500グラムを10パック販売していましたが、うち5パックはすべて中国産で、5パックは国内産のものと混ぜられていたということです。
3人は外国産が混ざったそば粉を北海道産などと表示して販売し、代金をだまし取ろうとした疑いで11月に逮捕されていました。
■「30年ぐらい前から外国産と国産を混ぜていた」と容疑者の1人
警察は認否を明らかにしていませんが、容疑者の1人は「30年ぐらい前から外国産と国産を混ぜていた」いう趣旨の話をしているということで、警察は余罪について調べています。
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