秋田市のスーパーで従業員にけがをさせた後、店内にとどまっていたクマについて、秋田県警は2日朝、わなで捕獲したと発表した。クマは殺処分される見込み。
県警秋田臨港署によると、2日午前4時ごろ、設置していた箱わなの作動を示すセンサーが反応。午前8時10分ごろ、盾を持った警察官らが店内に入り、体長約1メートルのクマ1頭がわなに掛かっていることを目視で確認した。午前10時半ごろ、市や県の職員らが店内に入った。店内で麻酔を打ったうえで殺処分するという。
クマは11月30日午前6時20分ごろ、秋田市土崎港西3のスーパー「いとく土崎みなと店」に侵入。当時、従業員約20人が店内で開店準備をしており、そのうち男性従業員（47）が顔をひっかかれたり、頭にかみつかれたりして軽傷を負った。
市などは、在庫品の保管などをしているバックヤードと売り場をつなぐ出入り口のうち2カ所に、ハチミツやパン、リンゴなどを入れた箱わなを設置。県警はドローンで店内を確認するなどして監視を続けていた。【松本光樹】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
