不正に契約された携帯電話のSIMカードを当時18歳の少年から有償で譲り受けたとして、宮城県警は東京都に住む24歳の男など3人を逮捕しました。
携帯電話不正利用防止法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都三鷹市の自営業の男(24)と仙台市青葉区の無職の男(23)、新潟県胎内市の男子大学生(20)の3人です。警察によりますと、3人は共謀して今年3月14日から23日にかけて、合計3回にわたり仙台市太白区にある携帯電話販売店の駐車場で、当時18歳の少年2人が不正に契約したSIMカード計38枚を有償で譲り受けた疑いがもたれています。
3人はSIMカード38枚の対価として、少年2人にそれぞれ数万円を渡したとみられています。少年を含む複数人から「携帯電話の不正契約に関わったかもしれない」と警察に相談があり、事件が発覚しました。警察は捜査に支障が出るとして、3人の認否を明かにしていません。
また、少年2人は知人を通じて不正契約のアルバイトを知り、容疑者の3人とはSNSを通じてやりとりをしていたとみられています。少年2人は不正に契約したSIMカードを譲渡したとして、仙台地方検察庁に書類送検されました。
警察は3人が譲り受けたSIMカードが犯罪に利用された可能性があるとみて、3人の役割分担や詳細な経緯について捜査を進めています。
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