漫画「キン肉マン」の世界を楽しめる「キン肉マンミュージアム」が静岡県沼津市大手町の仲見世商店街に29日オープンする。28日に内覧会が開かれた。キン肉マンの2人組作家「ゆでたまご」の原作担当、嶋田隆司さん(63)は「キン肉マンは米国のマーベルコミックに負けないコンテンツだと思う。米国やタイ、香港、スペインなどでも人気なので海外の人にも喜んでもらえるはず」と話した。
キン肉マンは1979年に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載が始まった格闘漫画。キン肉マン消しゴム(キン消し)は80年代の小中学生の間で人気になった。現在も週刊プレイボーイで連載中だ。
ミュージアムが沼津市に作られたのは漫画の中のトーナメント・マウンテンの舞台である富士山に近いのが理由という。嶋田さんは「別荘を作りたいくらいにいい街。ファン同士の交流の場となれば」と期待した。
ミュージアムは延べ床面積約840平方メートル。2階は有料(大学生以上1000円、中学・高校生700円)、1階は無料となっている。2階に45枚の複製原画や等身大フィギュアが飾られ、ウォーズマンにキン肉バスターの技をかけたり、極秘特訓が行われた超人血盟軍秘密練習場でポーズをとったりできる。1階はフィギュアやTシャツ、メダルなどの販売コーナーがあり、近くキン消しの発売も始める。
館長に就任したプロレスラーのミノワマンZさんは「新しい超人の募集や、コスプレイベント開催なども開催したい」と語った。【石川宏】
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