岩手県奥州市にある土地改良区の事務所に放火した疑いで、11月5日に逮捕されていた87歳の男が、市内の農機具店に展示されていた農業用機械にも放火した疑いが強まり、11月26日に再逮捕されました。
建造物等以外放火の疑いで再逮捕されたのは、岩手県奥州市前沢生母の無職・三浦泉容疑者(87)です。
警察によりますと、三浦容疑者は10月26日の午後6時半ごろから7時半ごろまでの間に、自宅から約5キロの農機具店で屋外に展示されていた農業用機械に火を放ち、機械の一部を焼いた疑いが持たれています。
出火当時、農機具店は営業時間外で、この火事によるけが人はいませんでした。
警察の調べに対し三浦容疑者は容疑を認めているということです。
三浦容疑者はこの事件の10日前に、自宅近くにある北上川東部土地改良区の事務所に放火した疑いで11月5日に逮捕されていて、警察が捜査を進めた結果、今回の再逮捕に至ったということです。
2つの火事を巡っては農機具店では出火当時、通行人から「液体から火が燃え移っている」という内容の通報があったことや、土地改良区では建物の外にある自動販売機付近に、油のようなものがまかれていたことが関係者への取材でわかっています。
警察は、三浦容疑者が液体を使って火を付けた可能性もあるとみて、放火の手段や動機を詳しく調べています。
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