11月25日からの「犯罪被害者週間」に合わせて、福岡県飯塚市で26日、被害者支援について考える住民大会が開かれました。

この大会は犯罪被害者の現状や必要な支援について理解を深めてもらおうと飯塚警察署などが開き、警察官など約230人が参加しました。

大会では飲酒運転による事故で娘を亡くした大庭茂彌さんが講演し、犯罪被害者としての体験を語りました。

◆大庭茂彌さん
「『物を食べて、おいしかったから幸せを感じる』などは二の次、三の次で、『今、生きていることが一番の幸せなんだ』と感じてほしい」

福岡県警は犯罪被害者支援のための取り組みを進めていて、警察学校では被害者支援について専門的に学ぶ授業も行うなどしています。

実際に事件・事故の捜査員が被害関係者から話を聞くなどして、捜査過程での犯罪被害者への接し方を学んでいるということです。

担当者は「地域などと連携しながら、犯罪被害者を途切れなく支援するための仕組みを充実させていきたい」と話していました。

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