福岡市は27日、同市中央区の中華料理店「華都飯店」が提供したシジミのしょうゆ漬けを食べた客86人のうち38人に発熱や下痢などの症状が出たと発表した。うち病院を受診した9人からノロウイルスが検出され、市は食中毒と断定し、同日から1日間の営業停止処分とした。店はJR九州フードサービス(福岡市)が経営。全員快方に向かっている。

市によると、シジミのしょうゆ漬けは17、19日にコースの一部として提供された。低温調理による不十分な加熱が原因だったとみて調べている。

複数人で会食した市内の企業が22日に保健所に相談していた。店は同日から自主休業している。

JR九州フードサービスは調理工程を見直すとし、「多大な苦痛と迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪した。

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