11月20日の夜に発表があった徳之島の殺人事件のニュースからです。
20日夕方、伊仙町の住宅で、この家に住む55歳の女性が血を流して死亡しているのが見つかりました。
女性の体には鋭利なものでつけられたとみられる傷があり、警察は殺人の疑いで捜査しています。
警察によりますと、20日午後6時ごろ、伊仙町佐弁で、保育士の菊池房子さん(55)が自宅で血を流して倒れているのが発見されました。
菊池さんには鋭利なものでつけられたとみられる傷があり、駆けつけた消防により、その場で死亡が確認されました。
菊池さんからは出血がありましたが、周辺から凶器らしきものは見つかっていないということです。
現場の住宅には、午後4時半ごろ鑑識の捜査員が入り、家の周辺などを確認していました。
周辺の住民などによりますと、菊池さんは夫と2人暮らしで、帰宅した夫が通報したということです。
現場は県道から脇道に入った所にある町営住宅で、近所に住む人たちは顔見知りばかりだということです。
菊池さんの親戚
「(菊池さんは)頼まれると断れない感じの人。集落にとって必要な人だった。こういうことが起こるとは思わなかった」
近所に住む女性
「全然やさしい人。娘の(保育園の)先生だった。旦那さんも気さくな方で話はする。信じられないという感じ。朝、普通にお隣さんと話しているのを見ている。きのうの朝ですね。知らない人がいたらすぐ分かる状況なので、ちょっと怖いですね」
警察は現場の状況などから殺人の疑いで捜査していて、21日、司法解剖を行い、菊池さんの死因の特定などを進める方針です。
20日、事件が発覚したのとほぼ同じ時間帯の現場から、永尾武弥記者の中継です。
県道から1本入ったところにある事件現場の前です。
あたりはすっかり暗くなっていますが、近所の人の話では、20日はちょうどこのくらいの時間に、まず救急車が到着し、その後パトカーがやって来たということです。
現場には午後4時半ごろに鑑識の捜査員が入りましたが、作業は20分ほどで終了し、21日、一日を通して警察の現場での動きはほとんどありませんでした。
周辺住民は死亡した菊池さんについて、真面目な性格で、民生委員など地域の役員を務めることも多く、近隣住民の方ともよく顔を合わせていたということです。
また、事件の発生を受け、伊仙町内にある小中学校11校のうち9校では、保護者に迎えに来てもらうなどの対応をとったということです。
以上、中継でした。
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