北海道森町のJR函館線で貨物列車が脱線した事故で、国の運輸安全委員会による事故現場の調査が終わりました。

 11月16日午前1時40分ごろ、森町のJR函館線の下り線で貨物列車が脱線した事故。

 列車は21両編成で、12両目以降の5両が脱線したり連結部分から分離したりしていました。

 けが人はいません。

 脱線の痕跡は約800メートルにわたっていて、脱線し始めたとみられる踏切付近など3か所でレールが破断していました。

 原因を調べるため、午後3時ごろから国の運輸安全委員会の事故調査官2人が現場を調査し、午後8時15分に終了しました。

 原因は分かっていませんが、運輸安全委員会が現場保全の指示を解除したためJR貨物とJR北海道は復旧作業をスタートさせました。

 今後、脱線した列車をジャッキなどを使い線路に戻して移動させたり破損したレールを交換したりする予定ですが、復旧のめどは立っていません。

 現場付近では上下線ともに運転を見合わせていて、札幌と函館を結ぶ特急列車などが運休しています。

 運行再開は11月19日以降になる見通しで、17日からバスの代行輸送が行われます。

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