東日本大震災の発生から13年8カ月、岩手県山田町の海岸で宮古警察署と釜石海上保安部による行方不明者の合同捜索が11月13日に行われました。
13日は捜索に先立ち山田町織笠細浦地区の海岸の岸壁で宮古警察署と釜石海上保安部の18人が震災の犠牲者に黙とうを捧げました。
捜索に当たった署員や職員は熊手やスコップを使って砂をかき分け行方不明者の手がかりを丁寧に探していました。
この地区にはかつて造船所があり船を海に降ろす際のレールや錨をつないだ鎖などが錆びついた状態で残る状況の中で、不明者の家族を思い懸命の捜索が行われました。
9月に宮古警察署着任 中村有里巡査
「現場に来て実際に活動ができて、より一層行方不明者の発見を祈る気持が強くなった。これからもこのような活動に携わっていきたい」
県によりますと10月末時点の震災による行方不明者は県内で1107人となっています。
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