11日午後8時ごろ、神奈川・藤沢市の交差点で起きた死亡ひき逃げ事件。
無理な右折が原因となったその一部始終を防犯カメラが捉えていました。

交差点を直進する1台のバイクが通り過ぎた直後、強引に右折を始めた白っぽい軽ワゴン車。
すると、バイクのすぐ後ろから直進してきた車と急接近。

直進してきた車は、よけようとして歩道に突っ込んでしまいました。
にもかかわらず、右折した車は停車することなく走り去りました。

右折車をよけようとして歩道に乗り上げた車は駐車場の車止めを乗り越えて停車。
この際、歩道で自転車に乗り信号待ちをしていた国家公務員の近藤智秋さん(47)が車の下敷きになり死亡しました。

近隣住民:
車の下に人がいるみたいな感じがあって、10人ほどのレスキュー隊と救急車とかで、車の下からひかれた人を救出して。

右折した車の運転手は、現場で救護に当たることなく逃走し行方が分かっていません。

事故を起こす直前、右折レーンにいた車は直進してきたバイクが通過する前からじりじりと前進。
そして、バイクが通過すると後続車を待つことなく右折を始めていたことが分かります。

警察は、右折した軽ワゴン車が直進する車の進路を妨害したとみて死亡ひき逃げ事件として捜査。

では、右折車をよけようとして男性をひいてしまった車の運転手は、どう責任を問われるのでしょうか。

交通事故鑑定人・中島博史さん:
(直進車も)走行している以上は、事故を回避しなくてはならない義務がある。(多くのケースの)過失割合だと、右折車が8割、直進車が2割の基準。

警察は逃走した軽ワゴン車の行方を追っています。

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