県内で今年1月~10月27日に確認された梅毒の患者数は99人(速報値)で、過去最多を更新した昨年の146人に迫るペースとなっている。県は「早期発見・治療のためにも、検査を受けてほしい」と呼びかけている。

 近年は全国的にも患者数が増加傾向で、交流サイト(SNS)やマッチングアプリなどで不特定多数と性行為をすることが要因の一つとする見方がある。早期に抗菌薬で治療すれば完治は可能だが、放置すると脳や心臓に重大な合併症を起こす場合がある。

 県によると同期間でのHIV感染者は3人、エイズ患者は6人。県は12月25日までの約1カ月間、県内6医療機関で梅毒とHIVの同時検査を自己負担500円で実施する。匿名で受けられ、定員の172人に達し次第終了となる。詳しくはQRコードから。(社会部・下里潤)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。