関東を中心に、住宅に押し入って住民に暴行を加えるなどし、金品等を奪う“闇バイト強盗”の被害が相次いでいる。

いつ、どこで被害に遭うかわからないことや立て続けに事件が起きたことから、全国展開するホームセンターの「ビバホーム」でも、例年以上に防犯グッズが注目を集めているという。

中でも、窓ガラスを割って侵入されることが多いこともあり、窓関連の防犯グッズを手にする人が多いようだ。

泥棒が嫌う4原則

防犯グッズはさまざまあり、どれを買うか迷ってしまうという人もいるだろう。

日本防犯設備協会理事で総合防犯設備士の平野富義さんによると、防犯のポイントは“泥棒が嫌う4原則”を意識することだという。その4原則の要素は、「音、光、時間、人の目」。

泥棒は明るさを嫌う(画像はイメージ)
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理由は以下のとおり。

●音…侵入しようとしたときに音が鳴ると、見つかることを恐れて犯行をためらう 
●光…明るい照明の元では、人目を感じて犯行をためらう 
●時間…泥棒は、侵入に5分以上かかると7割が諦め、10分以上かかると9割が諦めるというデータもある 
●人の目…人通りが多く人目が気になる場所では犯行を諦める傾向がある

防犯グッズを選ぶ際は、この4原則を念頭に置いておくといいかもしれない。

窓関連グッズが特に売れ筋

防犯商品も取り扱っているビバホームでは、10月前半に全店で売り上げが急激に伸び、前年比で2~2.3倍になっているという。

ビバホームを運営するアークランズの広報・関一真さんは、事件の影響が大きく、それが全国に及んでいると話す。

「東京を中心とした関東1都6県が一番売れております。また、今回特徴的だったのは、普段反応が少ない地域も含め、北海道から九州エリアまで全国的に売り上げが伸びているということ。それだけ衝撃が大きかったということでしょう」

アークランズの関一真さん

関さんに10月1週目に売れた商品の上位5つを教えてもらうと、「普段はあまり売れない、窓一面に貼ることができる大判の防犯フィルムなど、高価で本格的なグッズも売れている」とのこと。

ビバホームで10月前半に売れた上位5つがこちらだ。

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