気象庁によると向こう1週間は気圧の谷や高気圧のへりに伴う暖かく湿った空気が流れ込み、沖縄地方では曇りや一時雨が続く所がある見込み。12日昼前後は本島北部で一時的に強い雨が降る見通しで、引き続き土砂災害に注意を呼びかけている。

 12日は本島北部と先島諸島の多い所で1時間に20ミリの雨量が予想されている。さらに台風が同時に3個発生しているため、台風周辺の雲が沖縄地方にかかった場合は雨が強まる場合がある。

 気象庁によると11日午後6時現在、フィリピンの東に熱帯低気圧があり、12日午前6時までに台風に変わる見込み。週末には沖縄地方に近づき、影響が出る恐れがある。同時点では八重山地方の一部が暴風警戒域に入っている。

 本島北部では、記録的な大雨の影響で地盤が緩んでいる所がある。沖縄気象台は「土砂の中に水分が多くたまっており、少しの雨でも土砂災害が発生する可能性がある」と注意を呼びかけている。(社会部・末吉未空)

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