静岡県御前崎市の立ち入り禁止の防波堤で、釣りに来ていた男性が海に転落し死亡しました。事故があっても防波堤で釣りをする人は後を絶たず、海上保安署は注意を呼びかけています。
10月30日夜、御前崎海上保安署の職員たちは船に乗って御前崎港から1.5kmほどの防波堤にパトロールに向かっていました。
この防波堤は立ち入り禁止となっていますが、10月24日深夜、釣りに来ていた愛知県の55歳の男性が海に転落して死亡しました。
死亡事故から6日後、立ち入り禁止の防波堤には釣り人とみられる人たちの姿がありました。
菱川拓斗 記者:
釣り人でしょうか。事故現場周辺には人が複数名います。近くの船には「愛知」と書かれています
海上保安署の職員が注意を呼びかけます。
御前崎海上保安署 職員:
ここ立ち入り禁止ですし危険な箇所ですので、ここで釣りはしないでください
この防波堤は多くの魚が集まり大きな魚が釣れることから、他県からも釣り人がボートを使ってわたってきます。
御前崎海上保安署 職員:
防波堤は滑りやすく暗い状態。ただ、魚が釣れるから行ってしまう。一方、見てわかる通り立ち入り禁止の看板もありますし、大変危険な場所になりますので、ここには近づかないようにしていただきたい
一歩間違えれば命に危険がおよぶ防波堤での釣り。
御前崎海上保安署は今後もパトロールを続けていく方針です。
御前崎海上保安署・土屋豪 地域防災対策官:
立ち入り禁止場所には絶対に入ってはいけないという理由があります。釣り人の方につきましては、その理由をよく考えてください。立ち入り禁止場所での釣りは絶対に行わないようにしていただきたい
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