札幌市南区の住宅に侵入し、貴金属などを盗んだとして、20代の男ら2人が逮捕されました。
このうちの1人の男は、「闇バイト」に応募して豊平区の住宅に侵入し、住人の男性を粘着テープで縛るなどした緊縛強盗致傷事件で逮捕されていて、警察は余罪を調べています。
邸宅侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、神奈川県の建築作業員・鈴木陸容疑者(25)と札幌市北区の会社員・三田兼輔容疑者(24)です。
2人は10月3日午後1時ごろから4日午前7時ごろの間、札幌市南区の住宅に侵入し、指輪などの貴金属を奪った疑いが持たれています。
この家は空き屋ですが、家の管理をしていた60代男性と家族が、4日午前7時ごろに様子を見に行くと、1階居間の窓ガラスが割られているのを発見。
室内を確認すると、荒らされていたため、その場で110番通報しました。
鈴木容疑者は10月5日にも豊平区の住宅に押し入り、住人の男性(79)の手足を粘着テープで縛るなど暴行して両手にケガをさせ、現金3万円を奪った緊縛強盗致傷事件で逮捕されていて、その余罪の捜査で今回の事件が浮上。
警察は11月9日、2人を邸宅侵入・窃盗の疑いで逮捕しました。
調べに鈴木容疑者は「闇バイトに募集して、盗みは1人でやりました。三田という人は知り合いではありません。指示役も知りません」と容疑を認めています。
三田容疑者は、容疑を否認。
警察は今後の捜査に支障が出るとして、供述はいえないとしていますが、三田容疑者は札幌市内のタクシー会社の運転手として勤務していて、当時、鈴木容疑者を現場へ送ったということです。
鈴木容疑者は「居間の窓ガラスに粘着テープを張って、金づちでガラス割って、窓の鍵を開けて家の中に入った」などと話していて、警察は余罪も含め捜査を進めるとともに関東圏での緊縛強盗事件の関連性の有無などを調べることにしています。
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