「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性に覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われている元妻が、裁判で男性から頼まれて覚醒剤を購入したと語りました。

須藤早貴被告(28)は、2018年、和歌山県田辺市で元夫で資産家の野崎幸助さん(当時77歳)に覚醒剤を摂取させて殺害した罪に問われ、初公判で無罪を主張しました。

8日行われた被告人質問で須藤被告は野崎さんから、「覚醒剤買ってきてくれませんか」と頼まれ、冗談だと思いながらも「お金くれるならいいですよ」と言ったと話しました。

検察側は、これまで須藤被告が、スマートフォンで「老人 完全犯罪」「老人 死亡」などと検索していたことを指摘していましたが、弁護側の被告人質問では言及はありませんでした。

来週は、検察側による被告人質問が行われる予定です。

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