警視庁=米田堅持撮影

 鉱山開発事業の配当を得られるとうたい、関連会社の株を無登録で販売したとして、警視庁生活経済課は7日、コンサルティング会社「リートジャパンホールディングス」(東京都港区)代表取締役で住所不詳、李基道(もとみち)容疑者(39)ら男女6人を金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕したと発表した。

 李容疑者らは2020年7月~21年8月、投資家ら213人に未公開株などを販売し、約2億7600万円を売り上げていたとみられる。

 逮捕容疑は20年10~11月、アフリカ・コンゴ民主共和国のコバルト採掘事業へ投資しているなどとうたい、国の登録を受けずに、投資家ら4人にリート社の関連会社の未公開株を、計2650万円で販売したとしている。警視庁は、逮捕された6人の認否を明らかにしていない。

 警視庁によると、李容疑者らは「毎月15%の配当を得られる」などと勧誘していたが、実際には採掘事業に投資していなかったとみられる。【加藤昌平】

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