「グリ下の帝王」と名乗り、女子中学生3人に性的暴行を加えたなどの罪に問われている男に懲役7年の実刑判決が言い渡されました。
■「僕がいないと無法地帯になっちゃいます」
大阪・ミナミの通称「グリ下」で最年長として「グリ下の帝王」を名乗っていた浦野那生被告(31)。
おととし1月、関西テレビの取材に対し、「家出少年少女と分かった瞬間は、とりあえず帰らせるか、私服(警察)に言うかの2択でした。僕がいないと無法地帯になっちゃいます」と語っていました。
住居不定・無職の浦野被告は去年11月からことし1月にかけて、女子中学生3人に性的暴行を加えたほか、少女たちに睡眠導入剤を譲り渡した罪などに問われていました。
■法廷で明らかになった「少女を食い物にする姿」
これまでの裁判で浦野被告は起訴内容を概ね認めていましたが、「グリ下の治安を守りたかった」という思いも口にしていました。
しかし、それとは裏腹に大人の立場を利用して少女を食い物にしていた姿が裁判で明らかになったのです。
【浦野被告】「『帝王』と名乗ると少女たちが寄ってきた」
10歳ほど若く年齢を偽るなどして5人と交際、金品を貢いでもらっていたと明かした浦野被告。
■「オーバードーズ」の後に性的暴行
さらに、「睡眠導入剤」があると少女を誘って自宅に連れ込み、薬を過剰摂取する「オーバードーズ(OD)」を一緒にしたり、「オーバードーズ」をした後に少女に性的暴行を加えたりしていたことも明らかになりました。
検察側は懲役9年を求刑していましたが、7日の判決で大阪地裁は、懲役7年の実刑判決を言い渡しました。
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