30代女性がマッチングアプリで知り合ったアメリカ国籍の男性を名乗る男に合計2150万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として調べています。

 警察によりますと、旭川市に住む30代の女性が2024年7月ごろ、マッチングアプリで日本在住のアメリカ国籍の男性をかたる男と知り合いました。

 無料通話アプリ「LINE」でやり取りを続ける中、男から「2人の将来のため」として、実在しない偽の投資アプリのインストールを勧められました。

 女性は男の勧め通りに暗号資産約450万円分を購入。後日、利益分の現金を引き出せないことから、女性は偽アプリに記載されていたコールセンターに相談しました。

 コールセンターからは「お金を引き出すためには、お金が必要」などと言われ、全く知らない個人口座に現金約1700万円を振り込みました。

 被害額は合わせて2150万円に上ります。

 不審に思った女性は、偽アプリのモデルになった実在する投資アプリに連絡し確認したところ、女性が暗号資産を購入した履歴はなく、だまされたことに気づきました。

 詐欺事件として男らの行方を追っている警察は「SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑って」と呼びかけています。

 警察の相談専用電話は「#9110」です。

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