おしゃれさから若者に人気のインスタントカメラを巡って、今、ある騒動が発生。
品薄で手に入りづらいカメラのフィルムが路上で大量に転売されていたのです。
フィルムを買い占めていた人物を直撃しました。
小さくかわいらしい見た目や、文字を書いておしゃれにアレンジできるインスタントカメラ。
その人気は日本人の若者だけでなく、外国人にも。
中国人観光客は「中国でも人気ですよ。多くの人が日本に来て買おうとしています。中国より日本の方が少し安いので」と話します。
ところが、爆発的な人気の影響でフィルムが品薄状態に。
さらに追い打ちをかけるのが、転売の横行です。
SNSで拡散された映像に映っていたのは、新宿の路上でブロックのように積み上げられたフィルム。
撮影者によると、路上で堂々と販売。
その後、警察がやってきて、路上販売していた人物を注意している様子が分かります。
さらに、投稿された別の写真にも、高く積まれたフィルムのパッケージ。
その横の袋には大量のフィルムが入っているのが分かります。
取材班は、動画が撮影された新宿駅周辺へ。
すると、フィルムを持つ人物を発見。
話を聞くと、「なにも関係ないよ。私なにやった」、「撮らないで」と話し、取材スタッフがスマートフォンを取り上げられました。
その後、警察が来て話し合いで解決しました。
一方、フィルムを取り扱う店では、人気のフィルムは売り切れてしまっていて、棚が空になっていました。
カメラのキタムラ渋谷店・寺島秀紀店次長:
あれば売れちゃう。すぐに売り切れになってしまう。半分以上が海外の人。買ってすぐに着替えて、また再来店してレジに持ってきたり…。
橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士は、大量にものを買い占め路上で販売する行為について、「いわゆる品薄状態を作り出すような買い占めというものは、法律の問題というよりは、どうしてもモラルの問題になってくる。道路使用許可、無許可での道路使用という問題が出てくる」と話しています。
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