愛媛県松山市の高齢女性が去年被害にあった特殊詐欺事件で、女性からキャッシュカードをだまし取った疑いで中国人の男が5日に再逮捕されました。男は「出し子」と見られ、滞在期間を超えて日本にいた疑いで逮捕されていました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住所不定で無職の中国人・ヤンレイ容疑者(34)です。

警察の調べによりますとヤン容疑者は共謀者と去年10月、松山市内の女性(80代)に警察官を装って電話をかけて「口座が犯罪に利用されている」とウソをつき、捜査を口実にキャッシュカードを自宅の郵便受けに入れさせ、だまし取った疑いがもたれています。

ヤン容疑者は技能実習生として日本に入り滞在期限が切れる直前に行方不明に。今回の事件の関与が浮上し捜査していたところ、都内で発見され逮捕されていました。

ヤン容疑者は今回の容疑を「全く覚えてない」と否認しています。警察はヤン容疑者を「出し子」と見ていて、当時の詳しい状況や余罪の有無を調べるともに、犯行グループの役割の解明を進めています。

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