3日午後3時10分ごろ、山口県岩国市寺山の山中で、イノシシ猟をしていた猟友会の50代男性がクマに襲われた。男性は顔などをひっかかれて出血し、病院に搬送されたが、命に別条はないとみられる。
岩国署によると、男性は同じ猟友会の会員2人と猟犬とともに、イノシシ猟のために山に入っていたところ、クマと遭遇。男性が襲われた後、別の会員がその場でクマに猟銃を発砲し、射殺した。猟犬もクマに襲われたという。現場から約700メートル離れた場所に市立河内小学校がある。
県は3日に岩国市南河内地区に県下では今年度3回目のクマ出没警報を発令し、4日に緊急会議を開いた。警報の期間は16日まで。今年に入り、クマによる人身被害は3件、3人目となった。【小澤優奈、大山典男】
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