25日午後10時35分ごろ、徳島県阿南市長生町南貝ケ原の県道で「黒い車が田んぼに転落している」と110番があった。県警や地元消防によると、軽乗用車に乗っていたいずれも18歳の少年4人が病院に運ばれ、うち3人が出血性ショックなどで死亡した。1人は軽傷とみられる。付近に他の車はなかったといい、県警は単独事故とみて原因を調べる。
軽乗用車は田んぼと歩道の間の柵を突き破り、約8メートル先で運転席側を下にして転落した状態だった。道路と田んぼの高低差は約1・5メートル以上。
現場では柵が大破し、水を張った田んぼに車のバンパーなどの部品が散乱していた。近くの女性(52)は「ブレーキかスリップのような音の後にどーんという音がした。大きな事故がないところなのに」と驚いた様子だった。
現場はJR阿南駅の西約4キロで、見通しのよい片側1車線の直線道路。
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