三重県の伊勢神宮で高校生らが車いすを利用していても参拝ができるよう、高校生が階段などを利用するサポートをしました。

 11月4日、伊勢神宮内宮の宇治橋前に地元の高校生60人が集まり、「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」が行われました。

 正宮までの参道は片道およそ800メートルあり、そのほとんどが砂利道です。車輪が埋まり進みづらいため、タオルを前輪に引っ掛けて、2人が両側からつり上げ、もう1人が後ろから押して移動させていました。

 参道を進むと25段の階段が待ち構えていて、ここが最大の難関です。高校生たちは声をかけながら、車いすを持ち上げ一段ずつゆっくりと上がっていきました。

車いすの男性:
「しっかりお参りできました。助かりました」

「人数がいて手伝ってもらえないとぜったい上がれないので」

 参加した高校生にも貴重な体験となったようです。

女子高校生:
「1人だと絶対できないけど、協力してやるとそんなにつらくなかったです」

男子高校生:
「車いすを使っている人の笑顔を見ると、やりがいがあったなと思います」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。